世知辛いねぇ。微妙にユルいところが日航の良さだったと思うのだがねぇ・・・。
とはいえ、止まらないモノは止まらないわけで、じゃあソコでやっとけ、というわけにもいかず、機長にダマでやっちゃうってのが増えそうな気がするんですけど。これ、現場のこと、何も考えてないでしょう。なんちゃってコンプライアンスと同じ世界のような気がするわ。
ところで、赤い会社も青い会社も株価最安値更新中ですねw
いつ頃仕込むと良いだろうか?
JAL「トイレ許可」全便で廃止
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=916350&media_id=2
日本航空は1日から、離着陸のシートベルト着用時に乗客からトイレ使用の申し出があった場合、客室乗務員が機長に判断を求めていた「トイレ許可」の連絡を、国内・国際の全便で取りやめた。事故が発生しやすい離着陸時のトイレ使用は原則禁止だが、操縦室への連絡が社内で規定されていた。これを機長や副操縦士が操縦に専念できるよう見直した。
日航では07年4月から3カ月、安全運航を評価する米国の専門会社の協力を得て、国内・国際線合計435便を調査した。その結果、シートベルト着用時のトイレ使用による離席や飲酒などの問題で操縦室に連絡する事例が10便に1便の割合であり、日航特有の問題と指摘された。これまでに客室からの呼び出しで管制との通信が妨げられたり、着席が確認できなかったため、着陸をやり直したケースもあるという。
飛行機が駐機場を出てから離陸し、高度1万フィート(約3000メートル)に達するまでと、1万フィートから降下し、着陸後に駐機場に入るまでは「クリティカル・フェーズ」(危険な段階)とされる。また、事故の大半が離陸後3分と着陸前8分に集中することから「クリティカル11ミニッツ」(危険な11分)とも呼ばれている。この間は、操縦室を運航の安全と直接関係のない事象から隔離するのが世界では一般的で、米連邦航空局(FAA)では81年、クリティカル・フェーズの間は「飛行に不可欠な事項以外の業務や行為の禁止」を法制化している。
一方、日本では法制化の議論は起きておらず、全日空は操縦室へのトイレ連絡は社内規定にない。
日航は「離着陸時のトイレ使用禁止の原則は変わらない。機内アナウンスなどで事前の利用を呼び掛け、安全の向上に協力を求めたい」としている。【平井桂月】